「20代だからまだ大丈夫」は危険?
2025年データで見る結婚と年齢の実態

・自分はまだ20代だから大丈夫
・30代前半だし、まだ焦らなくていい

そう感じたことはないでしょうか。

実はこの「まだ大丈夫」という感覚は、公的データと照らし合わせてみると、思っている以上にズレがあることが分かります。今回は2025年の統計をもとに、婚活における本当のボリュームゾーンがどこにあるのか、そしてエンジニア男性が婚活で苦戦する理由を整理していきます。

「晩婚化してるし、まだ大丈夫」という感覚の罠

結婚は年々遅くなっていて、自分もまだ焦らなくていい。

周りの会話やニュースから、なんとなくそう感じている方は多いのではないでしょうか。具体的な数字を調べたわけではなく、なんとなくそう思い込んでいる、というのが実際のところだと思います。

厚生労働省「令和7年(2025)人口動態統計月報年計(概数)」によると、2025年の平均初婚年齢は夫31.0歳、妻29.7歳でした。この数字だけを見れば、30歳前後が今どきの普通で、自分にはまだ時間があると感じるのも無理はありません。

ただ、この平均31歳という数字は、多くの人が結婚しているタイミングを正確には表していません。

統計には平均値のほかに、

  • 最頻値(もっとも人数が多い年齢)
  • 中央値(年齢順に並べたときにちょうど半分の人が該当する年齢)

という指標があります。

内閣府男女共同参画白書(令和4年版)によると、令和2(2020)年の初婚年齢の最頻値は男性27歳、女性26歳でした。また、年齢別初婚件数のデータをもとに中央値を算出したところ、男性29歳、女性28歳という結果になりました。

平均は31.0歳・29.7歳という数字とは裏腹に、一番多くの人が結婚を決めているのは20代後半です。平均値が高めに出るのは、40代・50代で初婚を迎える方も同じ集団に含めて計算しているためで、多くの人が結婚しているボリュームゾーンとは別の話だと理解しておく必要があります。この平均値と実態のズレは3〜4歳ほどあり、婚活における年齢の感覚を左右するポイントになっています。

 

出典:厚生労働省「令和7年(2025)人口動態統計月報年計(概数)の概況」と「内閣府男女共同参画白書(令和4年版)」掲載データをもとに独自で作成

同世代の独身は、思っているよりもう少ない

結婚を決める人がもっとも多いのは20代後半。婚活を始めるタイミングが遅くなるほど、同世代で独身の人、つまり選べる相手の母数そのものが少しずつ減っていきます

中央値で見ると、女性は28歳、男性は29歳の時点で、すでに同世代のおよそ半数が結婚を経験している計算になります。まだ大丈夫と感じている間にも、その母数は年齢を重ねるごとに減り続けています。これは20代の方にも30代の方にも当てはまる話です。

生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)は、2020年国勢調査によると男性28.3%、女性17.8%。年齢を重ねるほど、婚活市場に残っている同世代の独身者の母数が小さくなっていく構造は、以前から変わっていません。

 

出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」をもとに独自で作成

今すぐ焦るべき、という話ではありません。動き出すなら早いほうが選べる相手の母数は多い、というシンプルな確率の話です。データを正しく理解しておくことは、無用な焦りだけでなく、無用な先延ばしを防ぐことにもつながります。
 

ここまでは、年齢を重ねるほど不利になっていくという、婚活市場全体に共通する構造の話でした。「早く動いたほうがいい」という結論はどんな職業の方にも当てはまりますが、この記事を読んでいるエンジニア男性の方には、年齢以外にもう一つ、意識しておきたい事情があります。それが「出会いの機会」です。ここからは、エンジニア男性に特有の事情に絞って見ていきます。

 

エンジニア男性が苦戦するのは「出会うまで」

エンジニア男性は婚活で不利、というイメージを持っている方も多いかもしれません。ですが実際のデータを見ると、話はそう単純ではありません。

IBJ結婚みらい研究所が2026年5月に公表した成婚カップル9,427組の分析では、IT関連職男性の成婚率は職業別ランキングで4位という結果が出ています。ちなみに1〜3位は金融・コンサル系の職種で、いずれも成婚率45%以上。IT関連職はそれに次ぐ好成績です。さらに、成婚に至った職業ペアの上位10組は、技術・研究職とIT関連職の男性がほぼ独占。同じIT関連職同士で結ばれるケースも上位に入っています。つまり、結婚相談所という土俵に一度乗ってしまえば、エンジニア男性の成婚率はむしろ高い部類に入るのです。

では、なぜ「エンジニアは婚活で苦戦する」というイメージが根強いのでしょうか。実際に苦戦しやすいのは、婚活そのものではなく、婚活を始める前の段階です。

一つは、職場に女性が少ない、あるいは女性と接する機会自体が少ない環境に置かれた方が多いこと。恋愛や結婚を考える以前に、そもそも自然な出会いの母数が少ないという構造的な問題です。

これは実際に統計としても裏付けられています。総合人材サービス会社ヒューマンリソシアの調査(2024年3月発表、ILO・OECDのデータをもとに集計)によると、日本のITエンジニアの女性比率は17%で、OECD加盟38カ国中22位という結果でした。職場そのものに女性が少ないという環境は、あるあるなのです。

 
出典:ヒューマンリソシア「データで見る世界のITエンジニアレポート vol.12
 
 

もう一つは、コミュニケーションの取り方に苦手意識がある方が多いこと。ナナマリで会話の傾向を分析していくと、論理的思考力のスコアが高い人ほど、共感的な表現が少なく、相槌などの受け止め方に関する反応が不足しやすい傾向が見られます。性格が悪いわけではなく、感情表現よりも論理的な整理を優先する傾向が、マッチングアプリや合コンといった一期一会の場では、話しにくい、淡々として見えるという印象につながりやすいのです。

自然な出会いの機会が少ない上に、出会えたとしても第一印象で伝わりにくい。この2つのハードルによって、婚活を始めるタイミング自体が後回しになりがちです。裏を返せば、「出会うまで」さえクリアできれば、成婚率という結果はついてくる、ということでもあります。

 
出典:IBJ結婚みらい研究所成婚白書(2026年5月)

自分の性格を客観的に知ることが、最初の一歩になる

ナナマリでは、エゴグラム(性格を5つの要素に分類する心理学的手法)と色彩心理学を組み合わせた独自の性格診断「なないろグラム」を通じて、一人ひとりの性格傾向を可視化しています。相手に合わせて振る舞いを変えやすいタイプなのか、論理的に淡々と進めたいタイプなのかによって、婚活で意識すべきポイントは変わってきます。

たとえば、初対面では聞き役に回ってじっくり相手を理解するのが得意なタイプもいれば、自分から話題を提供してテンポよく場を進めるのが得意なタイプもいます。どちらが優れているという話ではなく、自分がどちらに近いのかを知っているかどうかで、お見合いや初デートでの立ち回り方は変わってきます。

大切なのは、自分の性格や考え方の傾向をなんとなくではなく客観的な指標として把握しておくことです。自分がどう見られやすいのか、どこを意識すれば伝わりやすくなるのか。これが分かれば、出会いの場での立ち回り方も、婚活を始めるタイミングの判断も、感覚に頼らず整理しやすくなります。

まとめ

平均初婚年齢だけを見ると「まだ余裕がある」と感じやすいものですが、最頻値・中央値・生涯未婚率まで含めて見ていくと、婚活は年齢を重ねるほど不利になっていく構造があります。

特に、出会いの場が少ない環境で働くエンジニア男性は、動き出しそのものが後回しになりやすい傾向があります。ただし、それは婚活そのものに不利ということではなく、結婚相談所という枠組みに乗ってしまえば、成婚率という結果はむしろ良好な部類です。

つまり、意識すべきは「出会うまでのハードルをどう越えるか」。動き出すタイミングを意識的に前倒しする価値は、ここにあります。

自分の性格や第一印象の伝わり方が婚活にどう影響しているのか気になった方は、性格診断や無料相談を通じて、一度客観的に整理してみるのも一つの選択肢です。

 

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